2021/06/29
サブマリーナの上位機種として知られているシードゥエラー。
プロ仕様のハイスペック潜水時計であり、2008年には脅威の3900m防水を実現し、ディープシーが登場しました。
一般的には日常使いには大き過ぎな印象があったり、サブマリーナの人気に押されてしまっている印象もあるようですが、今回は、プロユースとして開発されたシードゥエラーの1thモデルから現行モデル、レアモデルについて紹介していきたいと思います。
引用元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller.html
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シードゥエラーとは?
防水技術を高め性能の高さをアピールしようと各時計メーカーが開発競争をしていた1960年代。
ロレックスもフランスの潜水調査会社コメックス社と協力し、ダイバーズウォッチの開発をしていました。
そこで大深度潜水の際にサブマリーナの風防が破損してしまうという問題が発生し、問題解決の為に開発されたのが、ヘリウムガスを外へ出すためのバルブ。
そのバルブを装備したことにより、当時のサブマリーナ200m防水の3倍もの防水610mもの防水性能を実現し、初代モデルRef.1665が誕生しました。
シードゥエラー系譜
シードゥエラーはファーストモデルから現行モデルまでが全8モデルとあまり多くはないモデルです。
■シードゥエラー 1thモデル「Ref.1665」防水=610m 製造期間=1967~1978年頃
有名な通称「赤シード」と呼ばれるモデル有り、アンティーク市場では450万円以上~で取引されています。
■シードゥエラー 2thモデル「Ref.16660」防水=1220m 製造期間=1978~1988年
通称「トリプルシックス」と呼ばれるこのモデル。変更点は1220m防水と、風防がサファイヤクリスタル製になったこと。
85年頃にはインデックスにフチが付き、このフチ有とフチ無で価格が大きく違います。
■シードゥエラー 3thモデル「Ref.16600」防水=1220m 製造期間=1989~2008年
20年間のロングセラーモデル。「16660」の後期モデルと見た目には大きな違いないが、ロングセラーだけに、マイナーチェンジも多い。
■シードゥエラーディープシー「Ref.116660」防水=3,900m 製造期間=2008~2017年
2014年に同型番にて青いグラデーション文字盤の「DーBLUE」ディーブルーが発売。
ちなみにこのグラデーションの割合、5:5のパターンと6:4のパターンがあり、2017年後期に6:4へ マイナーチェンジされているようです。3900m防水となり、ケースサイズが44mmにUPし、厚さは18.1mmに。
新開発された防水構造「リングロックシステム」搭載。ベゼルがセラミックへ変更。
■シードゥエラー4000 4thモデル「Ref.116600」防水=1220m 製造期間=2014~2017年
40mmサイズ。3thモデル「16600」が生産終了し、シードゥエラーが一度姿を消したが、6年越しに復活。
セラミックベゼルとなり、クライドロックエクステンションシステム搭載され、さらに進化されました。
しかし、僅か3年のみの販売。製造年数が短い為、注目度が上がり、ここのところ相場上昇しています!!
買取相場も140万円前後と「116660」D-BLUEとほとんど変わらないところまで相場が上がってきています。(R3.6月現在)
■シードゥエラー「Ref.126600」防水=1220m 製造期間=2017年~
引用元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller.html
新型ムーブメント搭載により、パワーリザーブが70時間へ。サイズは43mmとサイズUPし、シードゥエラー歴代初となる、デイト表示を拡大させるサイクロップレンズを採用。さらに大きな変化は、1thモデルにて見られたSEE-DWELLERの文字が赤色に。
■シードゥエラーディープシー「Ref.126660」防水=3990m 製造期間=2018年~2021年
引用元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller.html
新型ムーブメント搭載。外観上の大きな変化はなし。
D-BLUEは黒文字盤より40万円程相場は高めです!
■シードゥエラーコンビ「Ref.126603」防水=1220m 製造期間=2019年~
引用元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller.html
50年以上もの間ステンレスモデルのみだったシードゥエラーですが、初めてコンビモデルが登場!
ラグジュアリーなモデルです。定価は175万程ですが、現在も並行実勢価格200万円以上にてプレミア価格にて推移しております。
■シードゥエラーディープシー「Ref.136660」防水=3900m 製造期間=2022年~
引用元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller/m136660-0003.html
2022年に登場しました「136660」前作の「126660」との大きな違いはないものの、マイナーチェンジが施され更に進化しました。
フリップロック付エクステンションリンクがなくなり、裏蓋の名称が変わった等が変更された点となります。キャリバーや文字盤(多少の変更はありだが、目立つものではないようです)などは前作からそのままのようです。
知っておきたいレアモデル
●1967年から1974年までの7年間の間に製造された「赤シード」。
文字盤にある「SEA DWELLWER SUBMARINER 2000」の文字が赤く表記されています。
さらにこの文字盤、微妙な違いによって4タイプに分けられており、それらをマークⅠ~マークⅣまで分類されています。
●ちなみに、1974年以降に製造されたものはモデル名が白文字となっており、こちらは製造わずかに4年程。
●「コメックス」モデルと言われる文字盤があります。非常にレアで、文字盤に「COMEX」の表記がされています。
流通量も数少なく、1000万円以上にて販売されております。
まとめ
歴代モデルは現時点では(R4.6月)9モデルと多くはないですが、アンティークの高価なレア文字盤が存在したり、製造期間が数年のみ・・・により価格が高騰したりと、目が離せないモデルです。サブマリーナの人気に押され気味ではありますが、プロユースモデルであることから本物志向の方に好まれているのではないでしょうか。
今後も注目です!
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