作成:2022/11/17 更新:2024/07/24
こんにちはスタッフの田中です。
今回は、オメガのスピードマスタープロフェッショナル「3570-50」を買取しましたのでご紹介いたします!
ここ数年で中古価格が急上昇し続けているこちらのモデル。
近年の買取価格推移やなぜ相場が上昇しているのか考えてみたいと思います。
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スピードマスタープロフェッショナルとは
1957年に発売されてから60年以上販売され続けている、非常に人気が高いオメガを代表するモデルです。
現在はムーンウォッチとなっていますが、元々はレーシングウォッチとして発売されたモデルでもあります。
確かに名前もスピードマスターと聞くと宇宙とは関係のないように感じますよね。
1963年にNASAにより数々の過酷なテストが行われた際、数社同時にテストされた中で唯一最後まで機能を果たしていたのがオメガのスピードマスター。
それによりスピードマスタープロフェッショナルは正式にNASA公認の時計となったことで有名です。
引用元:オメガHP
スピードマスタープロフェッショナル「3570-50」近年の買取価格推移
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
参考買取価格 | 約22万 | 約22万 | 約25万 | 約25万 | 約27万 | 約29万 | 約36万 | 約37万 | 約44万 |
◆◆2024年07月24日最新相場更新しました◆◆
参考買取相場 47万~50万 (中古A品・箱・保証書付) 2024年7月時点
(*相場は日々変動します。また、付属品・状態等により変わります。)
参考買取相場 43万~48万 (中古品・箱・保証書付) 2023年6月時点
(*相場は日々変動します。また、付属品・状態等により変わります。)
参考買取相場 35万~40万 (中古品・箱・保証書付) 2022年11月時点
(*相場は日々変動します。また、付属品・状態等により変わります。)
参考買取相場 33万~38万 (中古品) 2022年5月時点
(*相場は日々変動します。また、付属品・状態等により変わります。)
2016年の買取価格は約22万円程。その辺りからジワジワと相場の上昇がみられ、2020年後半には箱・保証書有で30万円近くまで価格が付くようになりました。それが、2021年の4月頃には付属無でも30万円以上がつくようになり、現在(2024年7月)は付属の無いものでも状態がいいものは43万円前後の価格となっています。2008年頃の定価は40万円程だったので、当時の定価を超える勢いですね。
十数年前は中古品を16万円程でお買取りさせて頂いており、当店の店頭で20万円程にて販売していたことを考えると今の相場に驚きです。
質ハラダでは事前にLINEにて査定が可能です!
他社のLINE査定で高い価格提示は出ているけれど本当につくの?
LINEで出た査定金額に幅が有りすぎて一体いくらになるのかよく分からない・・・・。
LINE査定後、営業連絡が困った・・・。
当店ではできる限り現実的な価格をご提供できるよう心がけております!!まずはお気軽にご相談下さい。
相場上昇の理由は?
なぜ旧モデルの「3570-50」の相場が好調なのでしょうか?
理由はいくつかありますが、2021年のモデルチェンジやここのところの定価の値上げ、円安の影響、ヴィンテージモデルへの投資人気等が考えられます。
「3570-50」はスピードマスターを代表するモデルの第6世代に当たり、2014年にモデルチェンジをしました。
その際、型番は「311.30.42.30.01.005」と「311.30.42.30.01.006」へ変更、定価も上がりました。
「3570-50」は2008年頃40万円前半の定価でしたが、「311.30.42.30.01.005」へ変更された後では約605,000円と20万円程値上がりしました。その為、中古の相場も押し上げられたと考えられます。
ちなみに「3570-50」との変更点は、ムーブメントはCal.1861と同じ、その他の変更点はブレスのコマの調整方法(ピン式からネジ止め式へ)が変わったのみとなります。
「311.30.42.30.01.005」
キャリバー:オメガ1861
パワーリザーブ:48時間
クリスタル強化プラスチックガラス
ケース直径:42mm
参考定価:605,000円
「311.30.42.30.01.006」
引用元:オメガ公式HP
キャリバー:オメガ1863
パワーリザーブ:48時間
ドーム型強化サファイアガラス
ケース直径:42mm
参考定価:715,000円
*こちらのモデルは裏がシースルーでサファイアガラスと言う点が「311.30.42.30.01.005」との大きな違いです。
2021年には再びモデルチェンジとなり、さらに定価が上がり、2023年には定価が100万円を超えました。
現行モデルの「310.30.42.50.01.001」で言えば、発売当初の定価は737,000円となっており、前モデルの「311.30.42.30.01.005」から13万円程の値上げでしたが、現在は更に値上がり100万円を超えています。
また、変更点はキャリバー・バックル・文字盤等細部まで変更されており、コーアクシャルエスケープメント搭載の手巻きクロノグラフムーブメント、METAS認定のマスタークロノメーターの搭載、15,000ガウスの耐磁性能等、機械も大幅にグレードアップされています。
「310.30.42.50.01.001」
キャリバー:オメガ3861
パワーリザーブ:50時間
強化プラスチックガラス
ケース直径:42mm
参考定価:737,000円(2022年)→¥1,001,000 (2023年6月)
「310.30.42.50.01.002」
引用元:オメガ公式
キャリバー:オメガ3861
パワーリザーブ:50時間
ドーム型強化サファイアガラス
ケース直径:42mm
参考定価:847,000円(2022年)→1,144,000円 (2023年6月)
シースルーバックル
オメガはロレックス同様、マイナーチェンジはしているが、デザインを大きく変更することなく進化し続けています。
この普遍的なデザインの中に、年式による微妙な違いを生んでいる点が時計愛好家の心をくすぐり、その違いにより価値を増しているようです。投資目的にもなっており、生産が終了したモデルは年数が経過すると価格が上昇していっています。特に状態の良いものは高評価となっています。
またその他の要因としましては、円安の影響や海外での人気もあげられます。特に中国の方にオメガはとても人気が高く、日本人以上に需要があるようで、そのことも相場上昇の要因の一つになっているのではないでしょうか。
「3570-50」の査定ポイントは?
まずは付属品の有無です。
投資目的に購入されている点からも、箱や保証書・タグ、外したコマ・説明書等、新品購入時についてきたものがあると値段が出やすいです。
状態も重要です。見た目の状態も大事ですが、機械の状態も重要です。
特にクロノグラフの機構はメンテナンス代が高価になりますので、時間が合わないや、クロノグラフが故障している等、不具合の有るものは減額が大きくなります。日頃から丁寧な使用を心掛けたいところです。
まとめ
年々ジワジワと相場が上がり、ここに来てさらに相場が上昇しました。定価の値上がりや、円安の影響を受けかなり好調です!
現在売却をお考えの方がいらっしゃいましたら、もしかすると今がまさに売り時かもしれません!
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